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中日の岩瀬、浅尾両投手が３０日、愛知県常滑市の常滑競艇場で行われたトークショーに出演。
リーグ優勝と日本一奪回へ、岩瀬が若手救援陣に“喝”を入れた。また、今季は主にセットアッパー
として活躍した浅尾は、来季は先発、救援いずれでも投げられる態勢づくりを決意した。また堂上剛、
堂上直の兄弟も同日、同蒲郡市の蒲郡競艇場でファンを前にトークを披露。人気マスコットのドアラに、
さらに人気が出る珍提案を持ちかけた。
絶対に勝ちたい。ブルペンを強くしたい。本気で願うからこそ、岩瀬があえて“喝”を入れた。来季の
リーグ優勝、さらには日本一奪回のために。これが落合竜の絶対的守護神から若手救援陣への大号令だ。
「今のブルペンは若い世代。何となく修学旅行の延長のような感じなんですよね。緊張感あるのかな、って
思う時がある。もっと危機感を持ってほしい」
１０年連続５０試合登板、４年連続３０セーブ以上…。前人未到の鉄人記録をうち立てていく過程で、
気になっていることがあった。「和気あいあい」なら聞こえはいいが、これが「なれ合い」になってはいけない。
今季のように２０代の若手が主体となっていた試合中のブルペンの雰囲気に疑問を持ったのだ。
「もちろん、こういうことに答えはない。ただ（成績が）悪い時に考えてもいいのではないかと。宣さん
（現韓国サムスン監督）が抑えで、自分が新人だった時代はもっと緊張感があった気がする。今年は
岡本が抜け、一気に若返ったということもあるんでしょうけどね」
こう話す岩瀬がブルペンで登板準備を始める時だけ、浅尾によれば「皆が静かになる」という。この緊張感が
早い段階からあってもいいのでは、という考えだ。
今季のドラゴンズはリーグ３位。落合監督が完全な敗北を認めたシーズンだった。それならば、ブルペンにも
改善の余地があるはず。「来年はリーグ優勝して日本一になりたい」。１２球団最強のブルペンを築くため、
年の瀬に守護神が手綱を締めた。
中日スポーツ
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