08/12/28 06:44:55 0
ともに演技チェックに夢中になっていたのか、正面に迫ってくる相手に気づいた時にはすでに
回避不能。村主は体をよじって正面衝突を避けようとしたが、その際、右腕が安藤の右足に直撃。
ぶつかった反動でバランスを崩し、2人は転倒した。接触後、村主は安藤に寄るようにして
謝るしぐさを見せた。
本番では、ダメージがあまりなかった村主は、10度のジャンプをすべて決めてフリーで1位。
SP5位から一気に2位に食い込んだ。安藤は痛めた右足をテープで固定して演技。
連続ジャンプで得点を伸ばせず、終盤には転倒の減点もあったが3位となった。
同じニコライ・モロゾフ・コーチに師事する2人が、アクシデントを乗り越えて世界選手権切符を獲得。
だが、直後の会見では、互いに目も合わせず気まずいムードが漂った。
安藤は「30%以下の力しか出せなかった。右足に『頑張ってね』って言って出たけど、
筋肉が張って、投げ出したいぐらいつらかった」と涙声で話した。そのすぐ近くで、村主は
「どうなることかと思ったけど落ち着いて滑れたので良かった」と話すにとどめた。
冷たい空気は、表彰式後の会見でも続いた。村主は五輪出場枠を争う世界選手権と、
五輪本番リンクが舞台となる四大陸選手権の代表に選ばれたが、安藤は四大陸は補欠の
2番手にとどまった。アイシングした右足を引きずりながら出席した安藤は、
正月の過ごし方に関する質問に「たぶん、日本にいる。足が良くないので病院に通うことになる」
と話した。真横にいた村主は、それを無表情で聞くだけだった。
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