08/12/25 12:20:16 0
摂食障害克服のフィギュア鈴木 「苦しむ人に希望を」
2008年12月24日16時49分
25日開幕のフィギュアスケートの全日本選手権(長野)で、摂食障害を
克服した愛知出身の鈴木明子(23)=邦和スポーツランド=が表彰台を
狙う。「同じ病気に苦しむ人に少しでも希望を与えられたら」と氷上に立つ。
優れた表現力でジュニア時代から頭角を現し、高校1、2年のときに全日本
選手権で連続4位に入った。
03年に東北福祉大へ進学して初めて親元を離れた。練習も一人暮らしも完璧
(かんぺき)にこなそう、と気負いもあった。「絶対に太らないぞ」との思いが
募り、食が細くなっていく。野菜や果物、豆腐などを少量食べるのがやっと。
身長161センチで48キロあったのに、3カ月足らずで33キロまで落ちた。
体調を崩して6月に実家へ帰ると、病院で病名を告げられた。量を食べられない
ことがつらい。夜も眠れず、母親が添い寝をしてくれた。「母の存在が大きかった」
夏休み明けに大学へ戻った。リンクで一緒に滑っていた小学生の女の子が太ももを
触り「私の方が太い」と言った。周りの人が自分をどう見ているか、ということを
強く意識した。「病気なんだと受け入れた時、治していこうと思えた。おなかが
すいた時にちょこちょこ食べていくようにしたら楽になった」
体重は徐々に増え、大学1年のシーズン中に試合に出た。やせた体に向けられる
視線もつらかったが、母の言葉に支えられた。「スケートが出来るだけで幸せでしょ」
昨春、大学を卒業。初出場した今年11月のNHK杯では2位に。世界選手権
(来年3月、ロサンゼルス)代表最終選考会を兼ねる全日本選手権で、女子の
代表枠3人に食い込むのが目標だ。「あきらめなければ治るという気持ちを
伝えたい」(長谷文)
ニュースソース asahi.com
URLリンク(www.asahi.com)
「当たり前に滑れる幸せと喜びが今の自分にはある」と話す鈴木明子=名古屋市港区
URLリンク(www.asahi.com)
URLリンク(www.asahi.com)