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消える部活、学校側都合で毎年200も休廃部…都内公立中
東京都内の公立中学校約640校で行われている部活動のうち、運動部を中心に
毎年200部以上が、顧問の教諭の異動など学校側の事情が理由で休部や廃部
していることが、都教育委員会の初めての調査でわかった。
生徒の意思にかかわらず、部活動が休廃部に追い込まれていることになる。
都教委は「非常に深刻な事態」と憂慮しており、校外指導員の活用など対策の
検討に乗り出した。
都教委は、部活動の状況を把握するため、2006年度から全公立中を対象
(中高一貫校などを除く)に調査を開始。その結果、06年度220部、07年度
222部、08年度は220部が、「学校側の事情」で休廃部していることが判明した。
この間、復活する部もあり、部活の総数は8376~8463で推移している。
生徒が途中で転部を余儀なくされたり、部活動そのものをやめたりするケースが
あるという。
内訳は調べていないが、ソフトボールや柔道、バドミントンなどの運動系や、
文化系の吹奏楽部などが休廃部したとみられる。
◆顧問を引き受けたがらない教諭が増加◆
部活の顧問は、各教諭が学生時代の運動歴などをもとに、各校長に、どの部を
担当したいか志願して決まる。都中学校体育連盟によると、競技人口が少ない
ソフトボールや、練習中の事故が心配される柔道部は、指導者のなり手が少ない
という。週末の試合の引率などを負担に感じ、顧問を引き受けたがらない教諭が、
若手を中心に増えていることも、一因とみられている。
都中体連会長も務める、練馬区立中村中の足立和明校長は「指導者が少ない
スポーツでは、後任の顧問がみつかりにくい」と指摘する。同中では05年度、
教諭の異動により、ソフトボール部と柔道部が廃部になった。
足立校長は「異動は教科で決まる。校長が『ソフトボールを指導できる教諭を』
と要望しても、かなわないケースが多い」という。
>>2以降へ続く