08/12/07 07:44:50 0
奇跡は再び起こった。降格圏でもがき続け、最後に夢のような結末。
「皆さん、ほおをつねってください。痛いですか?」三木博計社長(59)の呼びかけに、
スタンドは「いたーい」と大合唱。
MF羽生ら日本代表経験者5人の移籍、開幕から11試合で勝ち点2、監督交代…。
「予想以上に苦しかった」日本リーグを含め、43年目にして初の2部落ちの危機を脱し、
FW巻は泣き続けた。
大逆転勝利を収めても、スタジアムはかたずをのんだままだった。
他会場の結果が出ない。ピッチ上の選手も状況は知らない。情報を聞きにベンチへ、
場内大型ビジョンの東京V―川崎戦にくぎ付け―。
川崎勝利を見届け、ようやく歓声が起きる。ヒーローインタビュー中に磐田敗戦が
伝えられ、サポーターはやっと喜びを爆発させた。
ヒーローは谷沢だ。0―2になっても、柏で降格、昇格を経験した男はあきらめなかった。
後半途中からピッチに立つと「まず1点。まだ時間はある」自分に言い聞かせた。
後半29分、FW新居へアシストを決めると3分後、右足ボレーで同点弾を決めた。
35分にFWレイナウドがPKを決めて6分間で逆転。最後は再び谷沢がカウンターで
締めた。
過去に降格危機を救った神が再び力を与えた。
ベンチ、運営本部では今回同様、最終節で逆転残留した99年と同じ、幾久神之像
(蹴鞠之神)が見守っていた。当時、岡健太郎社長が「サッカーの神様はいないか」と
探したところ、スタッフの知人が勤める国立歴史民俗博物館(千葉・佐倉市)が
絵はがきを作成し贈った。11月、同博物館が絵はがきの残りを偶然発見。
「今年も必要だろう」と寄贈された。
就任当初は選手の顔が覚えられなかったというミラー監督は守備の整備から始めた。
「今日は喜ぶべきだが、これが成功ではない」と続投を決めた指揮官は言った。
苦しんだ08年を最高の形で終え、次の歴史を作っていく。
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