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中間決算で赤字の日本テレビが昼とゴールデンで大ナタ みのもんたは「おもいッきり」を降板か
日刊ゲンダイ 2008年(平成20年)12月5日(4日発行) 19面
●TBSに続いて来春の改編に着手
TBSに続いて日本テレビも来春、番組編成に大ナタを振るうという。TBS
が3日、月~金曜の18~20時台にニュースを編成し、さらに昼帯の大改革
に着手することを発表した。この動きに日テレも便乗するといわれ、これで
大幅な制作費のカットを実現させたい考えだ。ターゲットはみのもんたの
「おもいッきりイイ!!テレビ」と月~金曜の19~20時のゴールデン帯である。
まず、「おもいッきりイイ」。みのを降板させ、後任としてタレントの
中山秀征の起用も内定しているという。「みの降板で年間5億円近くを
抑制できます。加えて放送作家やゲストタレント等をリストラして
人件費を徹底的に削減する」(制作関係者)。
また、G帯に関しては月~金曜に生情報バラエティーを新たに編成。
司会はギャラがかからない局アナが中心で毎回、賑やかし程度に
タレントがゲスト出演する可能性が高い。番組内容はまだ決まって
いないが、「朝のワイドショーの豪華版になるのではないか」という関係者
の指摘もある。「生放送にこだわるのはVTRがないことで編集費などが
かからないためです。これで通常の3分の1ほどの制作費で事足りる。
目標は総込みで1番組1000万円。過去素材やENG(カメラクルー)
などのコストも徹底的にカットする考えです」(消息通)。
世界的な金融危機の影響とテレビ広告収入の大幅減少で、
08年度9月中間期連結決算で日テレは12億円赤字になった。
自動車や食品業界のCMスポット収入が大幅に減少したことが
原因である。そこで、今年度1150億円あった番組制作費を、来期
は150億円カットして1000億円にする予定。目標の150億円
を達成するために聖域なしの大改革を行うしかないのだという。
もっとも、フジ、テレ朝、テレ東にとっても他人事ではない。
テレビ界に春の嵐が吹くのは間違いない。
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