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名選手はやはり名監督ではない?! 日本のサッカー界でプロ監督になるために必要なS級
ライセンス。日本サッカー協会では、代表やJリーグなどで実績をあげた元選手に対して飛び
級の特別待遇を行っていたが、来季からこの優遇措置が廃止されることになった。(夕刊フジ
編集委員・久保武司)
現在の監督ライセンス制は1993年に発足したJリーグとともにスタート。Jリーグクラ
ブを指揮するために必要な最上級のS級ライセンスから、小中学生の指導者になるために必要
なD級ライセンスまでが設定されている。
通常はC級→B級→A級→S級と段階を踏んで取得する必要があるが、「日本代表国際Aマ
ッチに20試合以上出場」、もしくは「Jリーグ公式戦に200試合以上出場」した元選手に
ついては、飛び級でS級の講習会を受講することが可能だった。
日本協会側が問題視したのは40代の日本人監督の成績不振だ。今季、J2では横浜FC・
都並敏史監督(47)が解任。J1でも日本代表主将を長年務めた東京V・柱谷哲二監督(4
4)が自身2度目となるJ2陥落の瀬戸際にいる。
また、飛び級を利用したある元有名選手が、何度もS級ライセンス取得試験に落第したこと
も、飛び級廃止を決めた理由のひとつとなった。
その一方で、J1川崎を体調不良で辞任していた関塚隆氏(48)が今オフ、監督として復
帰することになったが、同氏は日本代表歴は1試合もない。日本代表・岡田武史監督、アジア
サッカー連盟で最優秀監督となったG大阪・西野朗監督はともに50代。現役時代に実績をあ
げ、飛び級を利用した40代の日本人監督のほとんどが結果を伴っていないのが実情だ。
今季もJ1の優勝争いは、ほとんどが外国人監督。欧州の強豪リーグに対抗できるような若
くて有能な日本人監督の誕生には、今しばらく時間がかかりそうだ。