08/12/03 18:37:14 0
大リーグのメッツは来季を新球場で迎える。しかし、公的資金を受けて再建中のシティ
グループが命名権を持つことから、「球場名を“納税者フィールド”に変えるべきだ」など、
厳しい指摘が相次いでいる。
新球場はシティグループが年間２０００万ドル（約１９億円）の２０年契約で、「シティ・
フィールド」と名付けた。メッツは２００６年に独自の地域ケーブルテレビ局を開局するなど
ライバルのヤンキース同様、ビジネスの多角化を図る。ハワード上級副社長は、
「ワールドクラスの総合娯楽企業に脱皮しようとしてきた。シティとの関係は命名権を
超えるもの」と、世界的金融機関との提携で、ビジネスチャンス拡大やブランド価値向上を
期待してきた。
しかし、シティは金融危機で業績が悪化し、政府から計４５０億ドル（約４・３兆円）もの
公的資金を受ける事態に。このため、先月２５日にはニューヨーク市議が税金投入を
皮肉り、「シティ納税者フィールド」と球場名を提言。２日付のニューヨーク・タイムズ紙は
「経営不振の企業が他人の金で自分の名を付ける、こっけいであつかましい」とばっさり。
新球場はオープン前に意外な脚光を浴びている。
◇
ＡＰ通信は２日、命名権の契約は維持される見通しと伝えた。この中でメッツのウィルポン
最高執行責任者は、「（不況は）シティの落ち度ではなく、同じ状況で命名権を持つ銀行は
ほかにもある。シティには我々のファンに向けた販促にもつながる」と語った。
読売新聞：URLﾘﾝｸ(www.yomiuri.co.jp)