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新外国人などの戦力補強や契約更改など来季に向けた動きに入っている球界。その中で唯一、
フリーズ気味なのが３冠王者・西武だ。
「他の球団は来季に向けたスタッフ作りがどんどん済んでいるのに、ウチだけ新コーチ陣が
どうなるのか分からないんだよねえ…」。今季は４年ぶりリーグＶ＆日本一そしてアジア王者と
無敵の強さを誇った西武から、そんな声が聞こえている。
今季の全日程を終了したのが先月１６日のアジアシリーズ決勝戦。すでに黒江ヘッドの退団が
決まっているだけに、新コーチ陣の組閣は優先事項のはずだ。ところが、１１月１９日の
オーナー報告の際、球団は近日中の発表を示唆していたが進展がないまま。「やっぱり、
大久保打撃コーチの件があって、フロントも決めきれないんじゃないのかな」（球団関係者）
という声があがっている。
大久保打撃コーチはアジアシリーズ開催直前に知人女性への暴行騒動が発覚。女性が
被害届を提出した警視庁品川署から書類送検された後、複数の週刊誌が隠し子騒動を報道。
球団は「あくまでもプライベートなこと」と経緯を見守る方針を明かし、同コーチも球団公式行事などの
出席を自粛していた。が、先日には一部週刊誌で『先発漏洩疑惑』まで報じられたことから、
球団も同コーチへの事情聴取を行う騒ぎに発展している。
「次から次へと変な話が出てくるから騒ぎが収まるまで組閣どころじゃないのかも。
首脳陣の続投を発表した後、また話が出てきたら球団の対応も問われかねない」（同関係者）
西武は今月上旬にも新首脳陣の発表を検討しているようだが、明快な幕引きでアピールしなければ、
連覇へ黄信号が灯りかねない。
ソース：ZAKZAK
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