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札幌の来季監督に柏退任が決定した石崎監督が就任することが２７日、決定的となった。
フロントはＪ２降格が決定後、三浦俊也監督（４５）に続投要請するも失敗。
早期のＪ１再昇格と育成の両立を目指すクラブは経験豊富な石崎監督を当初から
最有力候補として情報収集。柏続投を固辞したことで就任が確実となった。
札幌は資金難から来季は若手主体のチームづくりを行う方針。クラブでは千葉で
阿部、巻などを育て上げたイビチャ、アマルのオシム親子も候補としていたが、
金銭面から断念。他の監督候補もリストアップしていたが矢萩竹美社長（５８）は
「堅実で冷静という印象」と石崎監督を最も高く評価した。
６年ぶりに昇格しながら今季もわずか１年でＪ２降格が決定し、ここ１０年、Ｊ１に
定着できない札幌。来季は今季の約８億円から４億６０００万円程度まで強化費が
減るため、若手育成も課題となっている。石崎監督は大分、柏などで「育てながら
勝つ」を実践。方針実現へ最高の指揮官を迎えることになった。
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