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>>1の続き
ただ、大リーグ関係者によると、大リーグ選手のWBCに対する関心は前回よりも高くなっているという。
「WBCの出場に関する意見を選手に聞くと、自国旗を背負ってプレーしたいという選手は多くなっている」と
同関係者。しかし、球団側の抵抗はいまなお強く、口では大会に協力する姿勢を示しながらも、
最終的には許可しないケースも多い。
前回大会の決勝ラウンドで、チームの精神的支柱となっていたイチローが「故障してもやろう」と
チームを鼓舞し、日本代表は一致団結。損得勘定を抜きにしたプロ選手の全力の戦いは感動を呼んだ。
しかし、代表候補が出場を辞退した中日・落合監督が「故障しても補償もない大会」とWBCを
呼んだのも的を射ている。
前回も右ひじを負傷したソフトバンク・川崎宗則内野手など、開幕戦に間に合わなかった選手もいる。
米国代表がいい加減にやっているのに、真剣にプレーして怪我までしてシーズンに影響したとなっては、
目も当てられない。
ボストン・グローブ紙は「松坂はWBC出場に前向きだが、大リーグ有数のオーダーを誇るレッドソックスは、
多数選手の大会参加で問題が発生する可能性がある。参加選手が多ければ、それだけ故障者の
出るリスクが高くなる。前回大会の米国代表からは大きな故障者は出なかったが、早過ぎる始動で
明らかに調子を崩した選手もいた」と指摘。確かに、前回大会に出場した大リーグ選手の多くが
シーズンに入って活躍できなかったというデータもある。大リーグを代表する右腕ピービ(パドレス、米代表)は
開幕スタートに失敗。中継ぎ投手のアヤラ(ナショナルズ、メキシコ代表)はWBC中の故障でシーズンを棒に振った。
イチローは「この大会を世界一決定戦として育てていく」とも話している。だが、故障をかけてまで
獲得する価値のあるタイトルかどうか。現在のまま、米国代表が真剣に全力レベルを世界に見せる気がなく、
「負けても練習程度だから」という取り組みに終始するなら、改めてWBCの存在価値が問われることになる。
ZAKZAK 2008/11/25