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侍ジャパンに早くも亀裂が走った。来年3月に開催される国・地域別対抗戦、第2回
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の第2回スタッフ会議が21日、
都内のホテルで行われた。会議では代表候補48選手の意志確認などを行ったが、
12球団の中で唯一、中日が選手の派遣を“拒否”。一枚岩で連覇を目指すはずが
思わぬ“ボイコット”に、日本代表の原辰徳監督(巨人監督=50)もショックを
隠せなかった。
なぜだ。約4時間30分にも及んだ会議。山田投手コーチによると、よもやの事態に
原監督は「がく然としていた」という。出場辞退。それも1球団だけが協力姿勢を
見せなかった。一致団結して戦うとの指揮官の思いも雲散霧消してしまった。
「ほとんどの球団が協力的だけど…。事情はあるだろうが、1球団は誰一人も
協力者がいなかった。少し寂しい部分もある。要請はしたけど、結果はNOだと。
球団の方針?それは分からない」
原監督は明言しなかったが“派遣拒否”のチームは中日だ。13日の第1回
スタッフ会議で選出した候補48選手に入っていた岩瀬、森野の北京五輪組と浅尾、
高橋の4選手の辞退がこの日決定。「当てにしていた大切な部分の1人が辞退した。
構想が崩れた」と山田コーチも戸惑いを隠さない。岩瀬は中継ぎ陣の切り札的存在で、
森野も内外野を守れるユーティリティープレーヤーとして期待されていた。
構想の練り直しはもちろん、原監督が訴えていた「団結して戦う」との一体感にひびが
入ってしまったことが何よりの痛手だ。
今回、同様に辞退した阪神の新井、矢野は、それぞれ故障内容の詳細を説明した。
しかし、中日側からは一切説明がなかったという。それが首脳陣の不信感を増幅させた。
「ジャパンとしてそれでいいのかと思う。断るにしても理由を言うべき」。
特に浅尾らは自ら推薦したとあって、山田コーチも首をひねった。
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★1がたった時間 11/21 23:08:09
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