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(日本シリーズ第7戦、巨人2-3西武、西武4勝3敗、9日、東京ドーム)歓喜の胴上げでは笑顔がはじけた。最高殊勲選手に輝いた
西武の岸は、ファンの大声援に右手を挙げて応えた。「もう、うれしくて。それだけです」。短い言葉に実感がこもった。1勝2敗で迎えた
第4戦。切れのある直球と緩い変化球を駆使して的を絞らせず、毎回の10奪三振でシリーズ初登板完封勝利を飾った。
2勝3敗の第6戦は中2日の間隔で四回途中からマウンドへ。プロ入り初経験のリリーフ登板だったが、縦に大きく割れるカーブで
相手を手玉に取り、最後まで反撃を許さなかった。計14回2/3を無失点と完ぺきだった。
2年目、23歳のスタミナは計り知れないパワーを生んだ。自他ともに認める「あがり性」だが、2試合とも度胸満点の
プレートさばきを見せ、登板ごとに対戦成績をタイに戻す立役者となった。強力打線を封じ込める快投は若獅子を鼓舞し、
日本一へと導いた。第6戦後、「西口さんに日本シリーズで投げてもらいたい、という思いがあった」と打ち明けた。
学生時代からあこがれ、常に助言を求めたベテラン右腕への感謝の気持ちが込められていた。
尊敬する西口に一本立ちした姿を示す舞台にもなった。
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胴上げされる岸
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