08/11/09 05:23:48 0 BE:98510033-PLT(12122)
（日本シリーズ第６戦、西武４－１巨人、３勝３敗、８日、東京ドーム）
“プリンス”投入で逆王手だ！ 西武の岸孝之投手（２３）が、８日の日本シリーズ第６戦（東京ドーム）に四回途中から登板し、
５回２／３を４安打無失点。シリーズ初登板初完封を達成した５日の第４戦（西武ドーム）から、中２日のマウンドで９１球の熱投を披露した。
「岸と心中するつもりだった」と渡辺久信監督（４３）。３勝３敗と逆王手をかけ、９日の第７戦（同）で初の日本一を手に入れる。
すべての精力を使い果たした。青白い顔でも力強くガッツポーズだ。５日の第４戦（西武ドーム）で
４安打完封勝利の岸が、中２日の緊急救援でもＧ打線相手に快投を再現した。
「登板予定はないと思っていたから、両親も招待していませんでした。でも周りの人が盛り上げてくれたので、何とか最後までいけました」
正真正銘のスクランブル登板だった。先発・帆足が毎回安打を浴びるなど、２点差にせまられた四回一死一、三塁。
ベンチから救援の準備を要請する電話がブルペンで鳴ったとき、岸はトイレにいた。実際に救援登板を告げられた瞬間、
「は？」と開いた口がふさがらなかった。
だが、マウンドでは別人に変身した。坂本を浅めの中飛にしとめると、続く鶴岡を１１３キロカーブで３球三振。
八回一死一、三塁でもラミレスを二飛、李承ヨプを外角直球でズバリ見逃し三振。３日前に１４７球を投げた男が、
５回２／３を４安打６奪三振でピシャリ“零封”だ。４連投４連勝で西鉄を日本一に導いた、伝説の鉄腕・稲尾を思い起こさせるほどの活躍ぶりだ。
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