08/11/07 17:37:32 0
これまで国際舞台で輝かしい成績を残し、短期決戦のスペシャリストとされてきた巨人の
上原浩治投手(33)と李承ヨプ内野手(32)。ところが今回の日本シリーズでは、そろって
精彩を欠いている。ともにMLB移籍を希望する2人は、今季をどんな形で締めくくるのか。
勝った方が日本一に王手をかける6日の第5戦、先発の上原は味方の守備にも足を
引っ張られ、3回までに被安打7と西武打線に打ち込まれた。拙攻に助けられて2失点で
済んだが、原監督は意を決して、4回から2番手の山口をマウンドに送った。
上原にとって先発では今季最短KO。もしも日本シリーズで巨人が敗れれば、上原に
とって日本での最終登板になりかねない状況で、原監督は非情の采配に徹した。
これが功を奏して巨人は逆転勝ち。原監督は上原について「うーん。今までは上原が
みんなを助けてくれた。今日はみんなが助けてくれたということ」と評価を避けた。
「もう少し長く投げないといけなかった」と上原。その“神通力”は失われたのか。アマ時代
から国際試合は25戦12勝無敗。過去の日本シリーズ、今季のクライマックスシリーズと
3戦全勝を誇ったが、今シリーズの初戦で7回2失点ながら初黒星。日本一になれば、
アジアシリーズで名誉挽回のチャンスも残されているが…。
一方、国際舞台で何度も日本代表に立ちはだかってきた李はこの日、ついに今シリーズ
初のスタメン落ち。4試合で12打数1安打、8三振では仕方ない。試合前には自らを
指差して日本語で「代打、代打」と苦笑し、バッティングの体重移動の修正に努めた。
この日は9回に代打で登場し死球。最後は一塁に守備固めで入った。(続く)
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