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2カ月続いた人事の迷走は、落ち着く所に落ち着いた、ということか。
大本命の星野氏就任が崩れた末は、やっぱり「巨人の原さん」だった。
「読売グループとしては落としどころは原(辰徳)監督しかなかった。本人が元々やりた
かったかは疑問だが」(野球ジャーナリストの工藤健策氏)
来年3月の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)監督人事は2カ月の
迷走の末、巨人・原監督の就任で決着した。迷走の発端は8月の北京五輪で星野
仙一氏率いる代表チームの4位惨敗。ショックがさめない中で星野氏が「WBC監督の
要請がある」と明かし、「また星野か」とファンの鬱憤が爆発、非難が集中した。
WBC監督人事に巨人と読売新聞が大きな影響力を持つのは公然の秘密のようなもの。
しかも東京でのアジア予選は読売新聞社主催。だが、なぜ巨人と読売は「星野監督」に
ああまでこだわったのか。事情通の話をまとめるとこんな経過になる。
「北京五輪前に読売グループから間接的に星野氏に、WBC監督と来季の巨人監督を
お願いしたいと要請があった。日本テレビの強い意向という。巨人の地上波中継が
激減する中、視聴率を稼げる監督として星野氏を迎え入れたいと。関係者の多くが
五輪の金メダルを疑わず、阪神に大差をつけられた原・巨人の逆転など不可能と思われた」
ところが星野ジャパンは五輪で惨敗、一方で原・巨人は怒濤の進撃で最大13ゲーム
あった阪神との差を縮めていく。
落合論外、野村不信
「10月10日に巨人がリーグ優勝を決め、星野氏の巨人監督就任はなくなった。だが読売
サイドには星野氏に義理がある。WBCだけは星野氏にやらせたいと。15日の第1回
WBC体制検討会議の前日、巨人の渡邉恒雄球団会長が王貞治コミッショナー特別顧問と
会い、星野就任でまとめてくれと頼んだ」(つづく)
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