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投資家への音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で大阪地検特捜部に逮捕された音楽
プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)。住民税の滞納で、自宅のある東京都港区役所
から著作権使用料の一部を差し押さえられていることが発覚。生活の困窮ぶりがうかがえるが、
一獲千金を狙ったと思われる自伝の出版がお蔵入りしていたことも明らかになった。
「タイトルは『小室哲哉 4年間の空白』で、かなり赤裸々なノンフィクション自伝に仕上がる
予定だった。9月にの発売が予定され、初版は異例の10万部、出版社も決定していたが、
突然お蔵入りになった」(出版関係者)
小室容疑者は全盛期の96年に1冊目の自伝「小室哲哉 真相の美意識」(講談社)を
発売したが、2冊目の自伝では自ら味わった“ドン底”を描こうとしていたという。
「『告白』、『生と死』、『明暗』、『今、貧乏ですが何か?』などかなり意味深な見出しで
各項目がつづられていたそうです。特に『今、貧乏ですが何か?』の章には全盛期に
比べていかに金がないのかが詳細に語られていたらしい。さすがに、音楽著作権売買に
までは触れられてなかったようですが」(同)
今となっては、小室容疑者がなんとか金欠を解消するための自伝出版であったことが
推測できるが、自伝出版を決めるまでにはどんな経緯があったのか?
「今年の春ごろに小室容疑者の意向を受けた事務所スタッフが何人かの出版プロデューサー
と会って話をしたそうです。ところが、最初のタイトルは『小室哲哉 ゼロからのスタート』と
いう平凡なもので、どこも相手にせず“たらい回し”されとか。ある出版プロデューサーに
タイトルの変更を提案され、『小室哲哉 4年間の空白』にしたそうです」(芸能記者)
小室の原稿は完成し、「10社ほどの出版社から1社が決まった」(同)と、後は発売する
だけだったが、結局、お蔵入りに。(続く)
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