08/10/31 22:16:32 0
10月番組改編の目玉として、鳴り物入りでスタートさせたドキュメンタリー番組で
TBSが苦戦している。井上弘社長は定例会見で「一朝一夕で視聴率をとれるわけ
ではない」と苦しい弁明をした。
その番組は、関口宏(65)がMCを務める「水曜ノンフィクション」(水曜午後9時)。
15日の初回の2時間スペシャルは6.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、以下同)、
22日の第2回は3.6%で、世界恐慌をテーマとした29日の第3回は5.5%にとどまった。
番組は、VTRとスタジオトークで構成しているが、放送担当記者からは「これで
ドキュメンタリーといえるのか。情報番組ならわかるが」という鋭い突っ込みも出た。
吉崎隆編成局長は「完敗を認めてから始めないといけない」とし、「視聴習慣が定着
しないとだめ。なるべく旬なものを取り上げていきたい。見終わった後に“見てよかった。
勉強になった”と思ってもらえるよう地道な努力をしていきたい」と語った。
ゴールデン帯のバラエティー偏向を改め、ニュースやドキュメンタリーに力を入れる
動きは他局でも出ている。
テレビ朝日系では21日から、劇団ひとり(31)がMCの「学べる! ニュースショー!!」
(火曜午後7時)がスタート。11月3日からは、長野智子(45)が案内役を務める
「報道発ドキュメンタリ宣言」(月曜午後7時)が始まる。初回は、俳優、長門裕之(74)が、
「記憶障害」が進行する妻の女優、南田洋子(75)に寄り添う姿を追う。
バラエティー番組に飽き飽きして、テレビ離れが進む視聴者を取り込もうとする努力は
買うが、ドキュメンタリーが定着するには、まだ時間がかかりそうだ。
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