08/10/30 15:01:01 0
髪のうすさが気になるスポーツ選手には、いい知らせだろう。世界反ドーピング機関
(WADA)はこのほど公表した09年向けの禁止薬物リストから、育毛剤の
フィナステリドをはずした。
この薬は初の「飲む育毛剤」として日本では「プロペシア」の商品名で05年末に
発売され、話題を呼んだ。しかし、筋肉増強剤の使用を隠す効果があるとして、
05年から禁止薬物リストに追加され、隠蔽(いんぺい)剤に分類されている。
06年トリノ冬季五輪前には、スケルトン男子の金メダル最有力候補だったザック
・ランド(米)が陽性になり、金メダルのチャンスをふいにした。日本でも昨夏、
プロ野球で当時ソフトバンクに所属していたガトームソンが陽性反応を示して
20日間の出場停止になった。
WADAによると、ドーピング検査技術が進み、隠蔽効果を狙ってフィナステリドを
服用しても、筋肉増強剤の使用を見抜けるようになったためだという。ただし、
リストからの除外はあくまで09年1月1日から。いま使うと違反になってしまうため、
あと2カ月ほどの我慢が必要だ。
朝日新聞:URLリンク(www.asahi.com)