08/10/27 15:11:43 vWV65tQm0
WBCから学んだこと
2006.3.22
URLリンク(www.hara-spirit.net)
ついにやりました。全日本チームが、世界一を達成しました。巨人軍の創設者でもある正力松太郎さんが
「アメリカ野球に追いつき追い越せ」と語り、スタートした伝統のチームに身を置かせてもらっている立場の
人間として本当にうれしい限りです。この大会に勝ったことによって、アメリカ野球を越えたとは思いませんが、
互角に戦えるところまで日本の野球レベルが上がっているということを証明したといっていいでしょう。
そんな日本球界にいる人間として、とても誇りに感じています。
(中略)この大会を通じて、様々な勉強になる点がありました。まずは「勝負事は最後まで分からない」ということを
改めて痛感しました。2次リーグ予選で韓国に負けたとき、正直、予選敗退だと感じてしまったのです。
そこからまさかの決勝リーグに進出。そして2連敗していた韓国を破り、キューバを倒して世界一です。
最後まで諦めないという強い気持ち、懸命に戦った実績が実を結んだのだと思います。
漠然としたものだけでなく、教訓にしなければならないこともありました。一流のメジャーリーガーを揃えていた
各国のチームは、決勝戦に進むことができませんでした。だれが日本とキューバの決勝戦を予想したでしょうか?
そして韓国の大活躍です。戦力的に劣るとされていたチームが強かったというのは、野球という競技の特性が
出たのだと思います。個々の力に頼らず、勝つためにチームが一丸となって戦っていました。チームの結束力が、
個々の技量で上回るチームを倒したのです。私も「チーム愛」を掲げ、強いチームを作ろうとして頑張っていますが、
この方針に間違いはないと確信しました。
そして逆境がチームを強くしました。みなさんもご存じのように、アメリカ戦での不利な判定でチームが一丸になりました。
さらに韓国に2連敗。苦境に陥った度に強くなりました。逆風が強いとき、ピンチのときに強くならなければなりません。
そういったときにどう変わるのか、というものが大事なのです。見事に乗り越え、結果をだしてくれました。
日本球界の人間として、誇りに思うだけではなく、本当に勇気づけられた大会になりました。
(後略)