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東京都迷惑防止条例違反(痴漢行為)の罪に問われ、無罪を主張している植草一秀元大学教
授(47=1、2審実刑、上告中)が、朝日放送(大阪)の報道で名誉を棄損されたとして1
100万円の賠償を求めた訴訟は23日、「おわび放送」をすることなどを条件に東京地裁
(岡健太郎裁判長)で和解が成立した。
朝日放送は「今後、再発防止に努める」とコメントした。
植草元教授の弁護団によると、朝日放送は問題の放送と同じ時間帯に、裏付けを取らずに週
刊誌の記事を放送したと認める1分間の謝罪文を2回読み上げるという。
和解条項は和解金支払いも含むが、金額は明らかにされていない。
訴状によると、朝日放送は2006年9月21日、同日発売された週刊誌の記事を情報番組
で紹介、元教授が過去の痴漢で7回示談したという虚偽の内容を放送した。
植草元教授は「通常の判決では命じられる可能性が低い謝罪放送が確約されたことを重視し
た」とのコメントを出した。(共同)