08/10/23 18:08:03 0
『 大学の柔道部所属のまま格闘界へ 「強化選手辞退届」は提出せず
卒業を目指しながら 各団体への就職活動 』
石井に近い関係者の話を総合すると、Xデーは学生最後の大会となる全日本学生体重別
団体選手権(11月1~2日、兵庫・尼崎市記念公園総合体育館)後の来月3日が濃厚だという。
(略)
今後は大学卒業を目指しながら各団体への"就職活動"を行うことになる。
ただし、石井が歩む道はバルセロナ五輪95キロ超級銀の小川直也(40)や同78キロ級金の
吉田秀彦(39)といった先輩たちとは異なる。
これまでプロ格闘家に転向した柔道家は例外なく「強化指定選手辞退届」を出した上で
新たなフィールドへと旅立った。柔道男子日本代表の斎藤仁監督(47)は21日、石井が
プロに転向する場合、ロンドン五輪に向けた強化指定選手が発表される11月16日までに
「強化指定選手辞退届」を出すべきだと主張。これも小川や吉田の前例をうけてのものだ。
しかし、石井陣営はすぐに提出する意思は無いという。その理由を石井に近い関係者は
こう説明する。「今になって斎藤先生から(国士舘監督の)山内(直人)先生を通じて『(辞退届を)
書くように』と言われた。でも2人は7日の会見で学業に専念させるととおっしゃった。
先生方の話は解離しているでしょう」
態度をかたくなにする背景には「辞退届」を出した場合、部則により柔道部にいられなくなる
ばかりか寮からも追われるなど、学業に専念する環境を失ってしまうからだ。つまり辞退届を
出すと勉強に専念するどころか、全く逆の状況になる。
11月16日に発表される強化指定選手については「吉村委員長には本人が転向の意思を
伝えている。だから(石井を)指名しなければいいだけ。もしメンバーに入るようなことがあれば、
辞退届についても考えればいいということです」(同関係者)。石井サイドは自ら届けを出す
理由はないと主張する。
現役の柔道家のままプロ転向を表明するとなれば前代未聞。「60億分の1の男になりたい」
と話し、毘沙門天の化身を自称する男は過去例のないプロセスを経てプロの世界に転進する。
東京スポーツ 11月24日A版1面(11月25日発売)
URLリンク(www.tokyo-sports.co.jp)