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「フェニックスリーグ、西武6-2IL選抜」(13日、南郷スタジアム)
クライマックスシリーズ(CS)第2ステージ(17日開幕)に向け宮崎・南郷で合宿中の
西武に13日、内紛が勃発(ぼっぱつ)した。大久保博元打撃コーチ(41)とヒラム・
ボカチカ外野手(32)が、フェニックスリーグの四国・九州リーグ選抜戦中に打撃を
めぐって衝突。決戦直前の大事な時期に、チーム内に不協和音が生じる緊急事態となった。
穏やかな陽気の宮崎・南郷に嵐が巻き起こった。四回一死三塁からボカチカが一邪飛
に倒れ、ベンチに戻ってきた時だった。助っ人外国人が、大久保打撃コーチに向かって
何か早口でまくし立てた。これに大久保コーチも大声で応戦し、一触即発の雰囲気になった。
ただならぬ空気を察知した渡辺監督らが大久保コーチを制止。ボカチカもほかの選手
に止められ、殴り合いにこそ発展しなかったが、CS前最後の実戦の場は異様な雰囲気
に包まれた。
大久保コーチによると、この場面でボカチカが犠飛を考えていないようなスイングをした
ため、ベンチの端にいた通訳に「こういう場面では外野フライを狙えと伝えて」と大声で
話したのが発端だという。これを聞いたボカチカが「集中できない」と大久保コーチに反論。
その中に「ビ○チ」などの汚い米スラングが含まれたため、大久保コーチが「目上の人に
何で禁止用語を使うのか。こっち来い」とベンチ裏に呼び出し、あわやの場面になったという。
当事者のボカチカは七回の守備で途中交代すると「何もない」とだけ話し、宿舎に戻った。
だが、ある選手は「デーブさんが前からボカに冗談で『ファ○ク』とか汚い言葉でヤジってて、
今日もそれをやられてボカがついにキレた」と話しており、問題は根深い。渡辺監督は
「ちょっとした言葉の行き違い。いろんなフラストレーションもたまっているし、よくあること。
気にしなくていい」と大ごとではないと強調。CSで外す考えもないという。
少しのほころびが命取りになる短期決戦だけに、今回の騒動が不安材料の一つになる
ことは間違いない。
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