10/06/07 12:33:08
TK(ん、おかしいな……かた結びになってる……)
ピ「北嶋君、まだー? 早くしないと遅刻しちゃうよ、スタジオから式場まで結構距離あるんだから!」
TK「いや、ネクタイが……結べない……ん、だけど……」
ピ「北嶋君にも苦手なことってあるん……うわあ、なんだこれ! まず、ほどくのが大変だな」
TK「ほら、早くしないと遅刻しちゃうよ」
ピ「その立場で言うな! おっ、よし、ほどけた!」
TK「中野君、なかなか器用だね。これなら次の曲にはナカノキルユーを超える長さのドラムソロを入れられるかな、BPM速めで」
ピ「殺す気だろ絶対……いや、やれって言われりゃやりますよ、やりますけど! うっし、結べた!」
TK「ありがとう、これで間に合いそうだね」
ピ「じゃあ行くか!」
み「あ、あのさ、いま言うのもあれなんだけど……ふたりとも、ネクタイの結びかた、違うよ!」
ピ「えっ」
TK「中野君」
ピ「い、今までずっと、これで合ってると思ってた……」
TK「……みよこ、悪いんだけど、結び直せる? あ、僕のだけでいいよ」
み「わかった、まかせて……あれっ、これ、ほどけない!」
ピ「みよこ俺のもやって!」
み「ううん大丈夫、中野くんはそのままでいいよ、にあってるよ! ……あれー、変だなー、ほどこうとすると結ばれちゃう!」
TK「僕には中野スタイルは厳しいから」
ピ「ほどこうとすれば更に固く結ばれる、結婚式にはベストな結び方だとおもわ……」
TK「嫌」
み「しかたない、はさみで切るしかなさそうだよ、これ。わたし新しいネクタイ買ってくるね!」
ピ「ふたりの固い絆をはさみで」
TK「少し静かにしようか」