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大阪府和泉市の男性職員が借金返済をめぐり、返済できない場合は退職金の差し押さえを
承諾するとの市長名の虚偽の文書をつくり、公印を無断で押したうえで貸主に渡したとして、
同市が職員を公文書偽造・同行使容疑で大阪府警に告訴したことが、市への取材でわかった。
市によると、職員は公印の無断使用を認めており、市は貸主の信用を得る目的とみている。
市人事課によると、公印を無断で使ったとされるのは市立図書館勤務の男性職員(50)。
職員は土木関係の部署で勤務していた昨年秋、600万円を借りた堺市南区の飲食業の
男性(74)に対し、「借金を支払えなければ退職金などで全額返済する」と市長が承諾した
とする内容の文書を渡したという。
返済期日が近づいた今年6月、男性がこの文書について市に問い合わせたことから発覚。
文書には職員の勤務部署が管理する本物の公印が押されていたが、市が作成したものでは
なかった。この部署では公印は課長級職員の机の中で保管され、執務時間中は施錠されて
いなかったことから、市は職員が無断で持ち出したとみている。
市の調査に職員は「頭が混乱していた。退職金は自分が受け取るものなので、個人として
公印を使って返済を保証してもいいと思った」と説明した。飲食業の男性は朝日新聞の取材に
「返済を証明できるものを求めたら、市長印がある承諾書を持ってきたので信用した」と話した。
職員は6月29日に退職願を提出したが市は受理しておらず、現在は有給休暇扱い。職員の
代理人弁護士の事務所は朝日新聞の取材に、「弁護士と連絡がつかないので答えられない」
としている。
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