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東京商工リサーチが8日発表した今年1~6月期の全国企業倒産状況(負債1千万円以上)
によると、負債総額は前年同期比47・4%増の4兆6853億円となり、上半期としては5年ぶり
に4兆円を超えた。昨秋以来の金融危機で、商工ローン大手のSFCGや日本綜合地所といっ
た100億円以上の大型倒産が急増した。件数は8・3%増の8169件で、6年ぶりに8千件を
超えた。
5月は政府の経済対策の効果もあり、件数が1年ぶりに前年同月を下回ったが、6月の件数
は7・4%増の1422件で、政策の効果が持続するかどうかは不透明だ。
東京商工リサーチは「銀行の貸し出し姿勢は依然厳しく、業績改善が遅れる中小企業は
資金、収益の面で難しい局面になっている」と指摘した。
1~6月期の業種別では、製造業の倒産件数が3割増と大幅に増えた。不動産業も25%超
の増加と引き続き高水準だった。建設業は公共事業が増えていることもあり、微減だった。
地域別の倒産件数では関東が18・2%増、四国は21・7%増と多く、中部、北陸、近畿も
増加率が10%を上回った。北海道、東北、中国、九州は前年同期より下回り、地域によって
ばらつきがあった。
帝国データバンクが発表した任意整理を除く1~6月期の倒産件数は7023件で負債総額
は4兆5941億円だった。
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