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子供人身売買 不法入国男に猶予刑、「家族たべさせるため」
2009.7.8 01:14
中国公安当局から児童誘拐と人身売買の容疑で逮捕状が
出ていた中国籍、賀(フー)光強(グアンチヤン)被告(39)が
日本国内に不法入国した事件で、賀被告が「家族を食べさせる
ための生活費がほしくて、子供の人身売買に関与した」と供述
していることが、捜査関係者らへの取材で分かった。
賀被告には7日、執行猶予がついた判決が言い渡された。近く
中国に移送される賀被告の供述からは、経済発展を続ける
中国の光に隠された闇の一端が浮かんでくる。
賀光強被告は、両親、妻、子供2人と暮らしながら、山東省内の
貧しい過疎の村で農業を営んでいた。被告の知人や捜査関係者
によると、農村で生活苦にあえぐ中、知り合いから「跡取りの子供
がほしい。子供があまっていて、売ってくれる親はいないか」と
相談をされ、子供の人身売買に手を染めたという。
山東省や山西省を行き来する別の知人の紹介で、誘拐団関係者
と接触。いつしか子供をほしがる人と誘拐団の仲介役になって
いったようだ。
この誘拐団は平成17(2005)年から19年にかけ、両省など3カ所
で、子供3人を人身売買目的で誘拐した疑いが持たれている。
中国公安当局は賀被告も事件にかかわったとして、児童誘拐と
人身売買の容疑で逮捕状を取っている。
賀被告は「1回の斡旋(あつせん)で、報酬として1千元(約1万4千円)
を受け取った」と説明。「家族を食べさせるために金が必要だった」と
動機を説明している。
「中国では以前から子供の誘拐は社会問題になっていたが、経済
情勢の悪化で件数が増えている」。中国の犯罪事情に詳しいジャーナ
リストの富坂聰氏はそう指摘する。(続く)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)