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準大手ゼネコン「西松建設」から小沢一郎・前民主党代表側への違法献金事件で、政治
資金規正法違反(企業献金、他人名義献金)の罪に問われた同社前社長・国沢幹雄被告
(70)らの初公判が19日、東京地裁(山口雅高裁判長)で始まった。
国沢被告は「間違いありません」と述べ、起訴事実を認めた。検察側は冒頭陳述で、違法
献金の動機として、岩手、秋田両県の公共工事で行われていた談合で、小沢事務所から
落札業者を指名する「天の声」が出ていたと主張した。
国沢被告は、海外で捻出(ねんしゅつ)した裏金の一部計7000万円を税関に届け出ずに
持ち込んだとして、同社元副社長・藤巻恵次被告(68)と共に、外国為替及び外国貿易法
違反の罪にも問われ、2人は同罪についても起訴事実を認めた。
検察側は冒頭陳述で、1996年から2006年に入札が行われた岩手県と秋田県の発注
工事計5件で小沢事務所から西松建設の共同企業体(JV)を受注させる「天の声」が出され
そのうち4件で西松を含むJVが受注し、落札額が計122億7000万円に上ったと主張した。
また、検察側は証拠調べで、公判が始まっていない小沢前代表の公設第1秘書・大久保
隆規被告(48)(政治資金規正法違反で起訴)の調書を朗読。西松建設のダミー団体を使っ
た献金について、「会社として行われたもので、会社幹部の経営判断で行われたと認識して
いる」と供述していたことを明らかにした。
冒頭陳述によると、同社を含むゼネコン各社は、東北地方の公共工事で1970年代ごろ
から行われていた談合で、小沢事務所の「天の声」を得るため、下請け企業などを通じ、
多額の献金を行っていたという。しかし、同社は小沢事務所との関係が良好ではなく、工事
を思うように受注できなかったため、95年ごろ、年間300万円程度だった献金額を、国沢
被告の了承のもと、1000万円以上に増額したとした。
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