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戦闘機パイロットや釣り師、画家、歌手など多彩な才能をみせてきたロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)首相だが、
今度はロシアの雑誌でコラムニストとしてのデビューを果たした。
29日発行の「Russky Pioner」誌にプーチン首相が書いた「人を解雇するのはなぜ難しいか」というタイトルのコラムが掲載される。
不況のなか800万人近くが失業したロシアで今、最もホットなテーマだ。
AFPが事前に入手したコピーによると、プーチン首相は全国の経営者に無分別な解雇は慎むべきだと呼び掛けた。しかしどうしても
解雇せざるを得ない場合は「正しく行わねばならない」と主張している。
これによると「旧ソビエト連邦時代、(クビになる人は)テレビでそのことを知ったものだ。私は旧ソ連の指導者とは違い、誰かのクビを
切る時は自分自身の手で行う」という。クビになる人を直接オフィスに呼び、その人の目を見て仕事上の問題があったと話し、「事実と
異なるなら反論するように」と言うのだという。
また、汚職などに手を染めた公務員を辞めさせることが少ないプーチン首相の姿勢に国民の不満が高まっていることについては、
「どんどんクビ切りをしたからといって事態は改善しないと確信している。クビにした人間の後釜も前任者と大して変わらないのは
分かり切っているからだ」と自らの考え方を示した。
同誌のアンドレイ・コレスニコフ(Andrei Kolesnikov)編集長は、なぜプーチン首相がコラムを執筆してくれたのか分からないが、
雑誌編集者なら一生に一度はこんなコラムを自分の雑誌に載せたいと思うはずだと語った。
コレスニコフ氏は今週、ラジオ局モスクワのこだま(Ekho of Moscow)の番組で、プーチン首相には法律に従って原稿料も支払われる
見込みで、原稿には「もちろん」手を入れていないと語った。コラムが連載になるかどうかは明らかではない。
ソース(AFP BB News) URLリンク(feeds.afpbb.com)