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公務員給与 技能職、民間上回る
2009年05月29日
県内市町村の07年4月1日現在の職員数が、9年前より約1割、給与総額も
約2割減っていることが県市町村課のまとめでわかった。一方で、学校給食員
や自動車運転手などの技能労務職員の給料水準が民間で同様の仕事をして
いる人たちに比べて高いことも明らかになった。(八尋紀子)
同課のまとめによると、職員数は2万307人で98年より2139人減った。
給与総額は98年比210億円減の1015億円。
08年4月1日現在、国家公務員の基本給を100として比較したラスパイレス
指数は、一般行政職員は岡山市(101・3)、倉敷市(100・1)、津山市(100・0)
以外は100を下回り、最低は奈義町(89・0)だった。
一方、学校給食員や清掃職員などの技能労務職員は、100以上の自治体が
倉敷市(129・1)や岡山市(127・8)など15自治体あった。
技能労務職員のうち、守衛(平均年齢52歳4カ月)の平均給料月額(手当含まず)
が38万6200円なのに対し、県内の民間(同60歳1カ月)は同21万6300円で、
1・78倍の差があった。
ほかにも用務員は全国の民間比1・43倍、自動車運転手は1・41倍、学校給食員
は民間調理師比1・31倍など官が民を上回る格差があった。技能労務職員の給与
は、一般行政職員の水準も参考にしながら労組と自治体側が交渉して決めている。
県市町村課は「給与を決める際に労働協約を締結しなければならないことなどが、
給与水準が高くなっている一因なのではないか」と話す。
総務省は07年度、全国の自治体に対して技能労務職員の給与の見直しを通知
しており、県内でもすべての自治体が取り組み方針をまとめた。(以下略)
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