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農林中央金庫が27日発表した2009年3月期決算(単体)は、純損益が5657億円の
赤字(前期は2720億円の黒字)となった。証券化商品など有価証券全体で6215億円
の損失が出たことが主因。
有価証券の含み損も2兆929億円(08年9月末は約1兆5700億円)に拡大した。
赤字転落は13年ぶりで、赤字額は過去最悪となった。1兆9000億円規模の資本増強を
実施したことから、経営の健全性を示す09年3月末時点の自己資本比率(単体)は、前期
比3・10ポイント上昇の15・65%を確保した。
10年3月期は、経常損益ベースで09年3月期の6127億円の赤字から、700億円程度
の黒字に転換すると見込んでいる。
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