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東証2部上場の投資事業会社「ジェイ・ブリッジ」(東京都墨田区)の元会長が、ジェイ社の
業績予想が悪化することを知りながら、公表前に保有していたジェイ社株を売却した疑いが
強まり、東京地検特捜部は8日、同社元会長・野田英孝容疑者(54)を旧証券取引法(現金
融商品取引法)違反(インサイダー取引)容疑で逮捕した。
野田容疑者はシンガポールに開設した口座を使って発注を繰り返しており、国境を越えて
株取引を行う「クロスボーダー取引」の摘発は初めて。
発表などによると、ジェイ社は2006年5月12日、同年3月期の連結業績予想で、経常
利益を当初より60億円下方修正することなどを公表した。野田容疑者は取締役会長として
この情報を知りつつ、公表前の同年5月8日~11日、法人名義で保有していたジェイ社株
7万株を約6500万円で売り抜け、約2000万円の損失を回避した疑い。
ジェイ社の株価は、野田容疑者が株を売却した当時は一株900円台で推移していたが、
下方修正の情報を公表した後の同年5月末には500円台に落ち込んだ。
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