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暴力団対策をする見返りに現金約289万円のわいろを受け取ったとして、
奈良地検は6日、収賄罪で奈良県警の元組織犯罪対策1課警部補大沢成光
容疑者(53)=懲戒免職=を、贈賄罪で元会社役員岩本琢也容疑者(38)を
起訴した。
地検によると、大沢被告は起訴状の内容を認め「遊興費に使った」と供述。
岩本被告は、現金の振り込みを認めた上で「大沢被告を恐れてしたもので、わいろと
は思わない」と否認している。
奈良県天川村の前村長車谷重高被告(51)=公判中=の汚職事件を発端に
県警警察官の捜査情報漏えい、贈収賄に発展した事件の捜査は終結した。
起訴状によると、大沢被告は2006年10月-今年2月、暴力団対策をする
見返りに、実質的に経営するコンサルタント会社「エージェントZEROコーポレーション」
を介して岩本被告から約289万円を受け取ったとしている。
県警や地検によると、エージェント社は約10社と契約し、顧問料を受け取っていた。
岩本被告は大沢被告にエージェント社の設立を提案しており、地検は契約社の
中でも悪質性が高いと判断した。
一方、地検は6日、奈良県天川村の汚職事件の捜査情報を漏らしたとする
地方公務員法違反罪について、大沢被告を起訴猶予処分とした。「略式命令を
受けた元捜査2課警部(51)に従属的な立場にあった」としている。 河北新報
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