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<児童ポルノ>サイトリスト作り管理を 警察庁有識者会議
3月29日1時19分配信 毎日新聞
インターネット上の児童ポルノ防止対策を検討する警察庁の有識者会議
「総合セキュリティ対策会議」(委員長・前田雅英首都大学東京都市教養
学部長)は違法・有害サイトのリストを作成して管理する団体の設置を
求める報告書をまとめた。
全利用者が閲覧できなくなる「ブロッキング」という仕組みの導入を前提に
しており、実現すれば日本初の対策となる。
警察庁は5月にも事業者や関係省庁で構成する協議会を設置、ブロッキング
導入に向けて検討に入る。
日本では接続業者らで組織する「ホットラインセンター」が違法・有害サイト
を監視しサイト管理者に削除要請したり、特定サイトへの接続を携帯電話
会社などが遮断する「フィルタリング」の対策が進められている。
報告書はこれらの対策だけでは児童ポルノ拡散などを防げないと指摘。
ブロッキングの導入を唱え、警察などの情報を基にした対象サイトのアドレス
リスト作成を提言した。リスト作成にあたっては独自の管理団体を設置する
よう求めている。
リストの作成基準や提供範囲、どのような性格の団体にするかについては
協議会で検討する。【河嶋浩司】
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