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●拡大する芸能タブーの領域
もっとも、そのバーニングプロにもここにきて陰りが見え始めてきたようだ。
決定的だったのが、国税当局による芸能事務所に対して行った一連の税務調査だろう。中でも
ライジングプロの脱税事件では、周防の盟友である平哲夫元社長が逮捕される事態となっており
さらには国税が入手した資料を元に、警察当局も芸能プロと闇社会の関係に興味を持っていると
いわれている。
そのせいか、ここ最近のバーニングプロの芸能界・マスコミ支配は、以前ほど露骨では
なくなっている。
だが、それでも芸能マスコミにおけるタブーは一向に無くならないでいる。いや、それどころか
タブーそのものはますます増え続けていると言ってもいいだろう。
「周防が目立たなくなったといっても、その手法を受け継いだバーニング系の事務所がいくらでも
あるからね。代表的な所ではやはり周防の盟友である川村龍夫率いるケイダッシュがあるし、
浜崎あゆみを持つエイベックスもそうだ。ライジングプロだってタレントは健在だし、
イエローキャブですらタレントの引き上げをチラつかせてマスコミを恫喝することは
しょっちゅうだからね」(前出・ベテラン芸能記者)
中でも、取り分け露骨にマスコミ報道を封殺してきたのがモーニング娘。を擁する
アップフロントエージェンシーである。いまやほとんどの大手メディアはその軍門に下っており、
何しろジャニーズやバーニング系タレントのスキャンダルを次々とスクープし、周防郁雄社長の
ゴルフ姿まで掲載してきた、あの『フライデー』ですら、ある時期を境にモーニング娘。の
スキャンダルは御法度となってしまっているのだ。
「同じ講談社のドル箱である漫画雑誌を押さえられてしまったからね。『なかよし』で
モーニング娘。をモデルにした漫画が連載されたんだけど、これが掲載された号は通常の倍もの
売上げになるんだ。しかも、写真集の発売や独占密着取材といった”アメ”を次々と与えられ
会社がすっかり弱腰になってしまった。今ではスキャンダルどころか発掘写真や登下校の
プライベートショットすら扱えないよ」(講談社関係者)