09/03/19 02:32:55 rb3JaXJU0
暇なので、少し解説してみる。
トラスを動かそうとすると、
その力と拮抗する土台がない無重量空間では、
反作用の力がISS本体を回そうとしてしまう。
トラスを右舷側に持っていこうとすると、
天頂側から見て、反時計まわりにISSは回転しようとする。
実際に回ってしまうといろいろと不都合なので、
CMGの中にある円盤を、反時計回りに加速することによって、
その分の回転力を打ち消す形で吸収させる。
トラスをどんどん右舷側に持っていくと、その分、どんどん円盤の回転が速くなっていく。
あまり円盤の回転が速くなると、ジャイロがぶっ飛んでしまうから、
回転数には限界が設けてある。
で、S3/4の時は、その限界に達してしまったわけだ。
これがジャイロの飽和。
例えば、反時計回りにジャイロが飽和した場合、
ロシア側のモジュールのスラスタを噴かして
ISSを時計回りに回転させる力を与えて、
その分をジャイロに吸収させることで、回転数を落とすことになっている。
ところが
確かあの時は、飽和状態を検知したロシアのコンピューターが落ちちゃって、
スラスタも作動しなくなり、ISSの回転が制御不能になってしまった。
で、独立した制御システムをもつシャトルのスラスタを起動して、ISSの回転の制御を引き受け、
その間にISSのコンピューターを再起動したと。
以上、正しいかどうかは不明 w
おおむねあっているはず。
ここに集っている皆様には釈迦に説法でしたかな。