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京都市環境局の倉庫■作業着・靴「塩漬け」
2009年02月10日
京都市環境局の倉庫で、職員に貸与されるはずの被服が使われないまま、
大量の在庫になっていることが朝日新聞の取材で分かった。購入数が
多すぎたのに同局が在庫調査や購入数見直しをしてこなかったためで、
塩漬けになった在庫は購入金額にして計3500万円を超え、被服全体の
年間購入費に匹敵するという。
1月に貸与品の作業靴が市内のリサイクル店で売られていた問題が発覚
したのを受け、同局が流出経路を調査。まち美化事務所や清掃工場などの
倉庫の保管状況を調べる中で、局全体の在庫数が分かった。
貸与品は作業靴、作業着、雨具、手袋、帽子など25品に分かれる。このうち
8品について、市は朝日新聞に対して在庫数を明かした。在庫分の購入費は
8品で計約3500万円。他にも大量に在庫があると見られ、全体では同局の
貸与被服の年間購入費(約3500万円)を上回ることは確実だ。
8品のうち、在庫が年間必要数を上回ったのは、問題の発端になった作業靴
2895足(必要数2327足)、ゴム半長靴1242足(同749足)、作業上衣
2662着(同1346着)、整備服389着(同174着)の4点だった。
同局は、職場によって「年3枚」などと数を決めて購入・貸与しているが、職員が
割当数を使わなかったか、予備が多すぎたかして在庫が生じたようだ。在庫を
調べて購入数を減らすなどの対策を取らなかったため、在庫が増え続け、多額
の公金が「塩漬け」される結果になった。
ある職員は「支出削減で市民にも負担を強いているのに、職員の身の回りが
いい加減では信頼されない」と批判する。環境総務課は「一定の在庫は必要
だが確かに多すぎる。新年度から在庫を優先的に使って新規発注数を絞る
よう検討したい」という。
URLリンク(mytown.asahi.com)