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野村ホールディングスの２００８年１０－１２月期連結決算の純損益が、３０００億円前後の
赤字になる見込みであることが２５日、分かった。米大手証券リーマン・ブラザーズの経営
破綻を受けて、１０月以降に株式など金融市場が世界的に大幅悪化したため。決算は２７日
に発表する。
四半期ベースの赤字額は、野村が米国会計基準での四半期決算開示を始めた０１年４－
６月期以降で最大。４－１２月期の累計では赤字額が４０００億円を超え、０９年３月期は２年
連続の赤字を計上する見通しがほぼ確実となった。
市況の低迷で、株式や債券の売買が不振だったほか、保有株式などの評価損が膨らんだ。
個人向けの投資信託などの販売も振るわなかった。さらに、リーマンの一部事業の買収に
伴う２０００億円規模の費用について、大半を一括計上する方針。
野村は１０－１２月期に、リーマン破綻後の市場混乱により発生した損失の処理に一定の
めどをつける考え。ただ、年明け後も相場は不安定に推移しており、業績の急回復は難しい
情勢だ。
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