09/01/14 23:02:57 0 BE:901130494-PLT(12347)
今年5月に始まる裁判員制度で、評議室で証言内容を確認するための
「音声認識システム」がほぼ完成し、14日、大阪地裁で初めて公開された。
大阪、東京、名古屋の3地裁の各2法廷にシステム機器を設置し、試験的に運用。
3月末までに全国約160法廷に配備して裁判員制度の開始に備える。
「血痕の採取は何回くらいしましたか」
「刑事生活は二十何年してますが、数えきられへんですね」
この日大阪地裁では、血痕が落ちていた現場の実況見分を行った刑事に対する
検察官の模擬尋問を実施。数分後にパソコンで「血痕」のキーワードで検索すると、
冒頭の検察官の質問から続くやりとりの映像が大画面に流れた。
音声認識システムは平成18年に最高裁がNECに委託し、約3年かけて開発。
法廷に小型カメラを設置して撮影するとともにマイクで質問や証言を拾い、
短時間で文字化して記録する。
評議室で裁判員の求めに応じて裁判官がパソコンで言葉を
キーワード検索すれば、文字化された記録が映し出される。
さらに詳しく確認したい文字の部分を選択すれば、裁判員が見る
映像も再生できる仕組みだ。
審理直後の評議でも正確な検証を実現するのがねらい。
ただ、文字化された記録は誤認識もあるため公式には残されず、
速記録を別に作成するという。
大阪地裁に設置したシステムには、標準語に加え関西弁を認識する
プログラムを搭載。冒頭の刑事の証言が誤認識されるハプニングもあったが、
最高裁担当者は「8割程度の認識率があれば検索はできる」と強調。
目標だった8割はほぼ達成しているという。
ソース:URLリンク(sankei.jp.msn.com)
法廷内の映像と音声から文字を表示する「音声認識システム」の表示画面
URLリンク(sankei.jp.msn.com)