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タミフル耐性インフル検出 Aソ連型、宮城と滋賀で
治療薬のタミフルが効かない耐性インフルエンザウイルスが、昨冬に続き今シーズンも検出されたことが、
国立感染症研究所への10日までの報告で分かった。
昨冬と同じ、Aソ連型のウイルス。宮城県と滋賀県で確認された。
感染研は「まだ分析数が少なく、全国的な出現状況を言える段階ではないが、
今後も慎重に監視する必要がある」としている。
宮城県では昨年10月下旬、インフルエンザによる学級閉鎖があった仙台市内の
小学校の3年生児童らから分離されたウイルスのうち、3検体が耐性だった。
滋賀県では同11月、やはり小学校の児童らから分離された2検体が耐性と分かった。
毎年流行するインフルエンザウイルスはAソ連型、A香港型、B型の3種類。
昨年12月21日現在の感染研の集計では、今シーズン全国で分離されたウイルス(計442検体)のうち、
Aソ連型は153、A香港型は207、B型は82とA香港型が最多だが、Aソ連型が増加傾向にある。
タミフル耐性ウイルスの割合は、2006年ごろまでは国内で1%未満だったが、
昨冬は鳥取など10県で、分析した検体の2・6%に上った。
2009/01/10 17:00 【共同通信】
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