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三菱自動車工業が経営する岡山県倉敷市の病院が、自動車の
販売不振による経営悪化のあおりを受けて、ことし3月末で閉院す
ることになりました。
岡山県倉敷市の三菱水島病院は昭和17年に設立され、三菱自
動車工業水島製作所の従業員をはじめ地域の住民の医療を担っ
てきました。しかし、病院の経営は医師不足も重なって厳しい状況
が続き、去年からは規模を縮小して運営を続けていましたが、さら
に自動車の販売の落ち込みで三菱自動車自体の経営が悪化し、
病院への新たな設備投資が難しくなりました。このため、会社と病
院で協議した結果、ことし3月末で閉院することになりました。水島
製作所では、去年から派遣社員を削減したり工場の休日を増やし
て生産調整を行ったりしていますが、会社の経営の悪化が地域の
暮らしを支える病院の閉院にまで及ぶ事態となりました。三菱自動
車工業水島製作所は7日、記者会見し、「病院の黒字転換を目指
し検討を続けてきたが、設備投資などで医療のニーズに応えられ
ないと判断した。これまで60年以上にわたり地域の皆さんに利用
されてきたが、こういう結果になり、たいへん申し訳ない」と述べまし
た。NHKニュース
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