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(>>1の続き)
また、今回の騒動の余波は、今回の「婚姻」条項以外にも広がっている。自民党では、
ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎氏が米国籍を取得し、日本国籍を放棄していた
ことを受け、08年10月に「二重国籍」解禁に向けてのプロジェクトチームを立ち上げて
議論を進めている。国会で審議が行われている「婚姻」条項とは、基本的には別件だ。
ところが、PTの座長を務める河野太郎衆院議員が11月12日、ブログに「座長試案」という
記事を掲載したところ、批判的な意見が殺到。これらのコメントを削除したことから、さらに
批判が加速し、「炎上状態」となった。
11月14日になって、ブログに「国籍法に関するQ&A」と題した記事を掲載し、国会で審議が
進んでいる改正案についての見解を表明。その中で、コメントを削除した経緯について
「事実と全く違うことに基づいた誹謗中傷や看過できない人種差別的、外国人蔑視的な
コメントが数多く寄せられた」と説明している。11月17日現在、コメント欄は閉鎖されている。
(了)
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