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政府は4日午前の閣議で、最高裁の違憲判決を受け、父母の結婚を子の国籍取得の
要件とした規定を削除する国籍法改正案を決定した。今国会での成立を目指す。
改正により、日本人の父と外国人の母の間の子は、父母が結婚しているかどうかに関係
なく、父親の認知だけで日本国籍を取得できる。一方、金銭を渡して日本人男性に虚偽の
認知をしてもらい、国籍を取得する不正行為が懸念されることから、こうした「偽装認知」に
よる虚偽の届け出を行った場合は1年以下の懲役または20万円以下の罰金を科す処罰
規定を新設する。
最高裁は今年6月、結婚していない日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれた子供
計10人が日本国籍を求めた訴訟の上告審判決で、結婚要件を違憲とし、原告全員の日本
国籍を認めた。
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