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孫社長「不安に答える」 ソフトバンク、6年ぶりに業績予想公表
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ソフトバンクが6年ぶりに業績予想を公表した。「“見えない不安”で疑心暗鬼に陥っている
投資家に答えるため」という孫社長は、有利子負債の返済能力は十分あると市場への
説明を繰り返した。
2008年10月29日 21時40分 更新
「マーケットは“見えない不安”で疑心暗鬼に陥っている」―ソフトバンクは10月29日、6年ぶりに
業績予想を開示した。「投資家の不安にいち早く、正面から早く答える」ためと孫正義社長は説明。
決算発表は当初の予定より1週間前倒した。
今年に入ってから2000円前後で推移していた同社の株価は、10月下旬から1000円を大きく割り込む
きつい下げに見舞われ、時価総額が1兆円を割り込む事態に。連結有利子負債が約2兆5000億円に
上っており、金融危機のあおりで返済能力が不安視されていることが一因だ。「借金を返しきれるか、
資金繰りは大丈夫かという不透明感から、心配した投資家も多かっただろう」
今回開示したのは、今期と10年3月期の営業利益、営業キャッシュフロー(CF)、投資CFの予想。
今期は営業利益が3400億円、フリーCF(FCF:営業CF+投資CF)が1400億円、10年3月期は営業益
4200億円、FCF2500億円を見込む。
「FCFの改善が続いており、手元流動性は4240億円、コミットメントラインの未使用枠は1010億円ある。
返済余力は十分にある」と孫社長は強調する。
有利子負債のうち約1兆2000億円が旧ボーダフォン買収関連だが、「返済は順調」という。「返済実績は
見通しをはるかに上回るピッチ。返済期限は10年後の2018年だが、あと5~6年で完済できる」
設備投資は徐々に減らす。09年3月期の設備投資総額は2765億円(前期比6%減)、10年3月期は
2200億円(同20%減)だが、この水準でも携帯電話サービスの品質は十分保てると孫社長は話す。
「携帯電話の基地局整備のための投資は3年前倒しで行い、一番コストがかかる鉄塔はほぼ建て
終わっている。これからは3.5G、3.9G、4G向けの投資が必要になるが、それは2~4年後の話」
営業益は過去最高 携帯事業は減収減益