08/10/20 17:11:51 diX7Qnnl0
乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故を受けてJR西日本が行った人的要因が
安全に与える影響についての研究で、「上司と部下の関係が悪化していれば、上司に
ほめられても部下の責任感は低下する」などとする結果が出たことが20日、わかった。
国土交通省航空・鉄道事故調査委員会が「運転士への懲罰的な日勤教育が事故の背景
にあった」と指摘。JR西は平成18年6月、社内に「安全研究所」を設立し、人的要因の観点
から安全を研究してきた。
この一環で、「効果的なほめ方、しかり方」について、運転士や管理職計530人にアンケー
トなどを実施。部下が工夫した点を上司が評価した場合は業務への責任感が上昇するが、
評価しなかったときは責任感が低下することがわかった。ただ、上司との関係が悪ければ、
責任感が低下するという結果も出ており、「上司と部下の関係が良好な状態を保ったうえで
ほめることが重要」(同研究所)としている。
このほか眠気防止やベテラン運転士と若手運転士の比較など計9項目の研究成果をまと
めており、JR西は「現場の業務に反映させたい」としている。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)