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法則発動中ですね。わかりますww
資生堂、減収増益 選別と集中 アジア、欧米に活路
資生堂が28日発表した2010年3月期の連結決算は、売上高が前期比
6.7%減の6442億円、本業のもうけを示す営業利益は0.9%増の503億
円で、減収増益だった。
国内で消費者の低価格志向が進み、2000~5000円の中価格帯の商品が振
るわずに売り上げは落ちたが、販売管理にかかる費用の効率的な配分で、営業増益
を確保した。経常利益は1.1%減の514億円、最終利益は73.8%増の
336億円だった。
前田新造社長は、「国内外で事業の選別と集中を進め、コスト削減に努めた」と
話した。
同時に発表した11年3月期の連結業績見通しは、アジアや欧米での売り上げ増
により、売上高が前期比2.5%増の6600億円、営業利益は5.3%増の
530億円と増収増益を見込む。
一方、3月の米化粧品会社「ベアエッセンシャル」の子会社化に伴う、借入金の
支払い利息の増加などで、最終利益は7.9%減の310億円の見通しだ。
■海外売上比率「16年度に50%超」
「国内ではメリハリのある投資を行い、ウェートは海外に行く」。資生堂の前田
新造社長は、決算発表の席上、今後の成長の軸を、海外事業に置く考えを強調した。
ベアは天然由来の化粧品のトップメーカーで、テレビ通販などを通じて急成長し
ている。国内では百貨店で展開を始めたが、海外でもスキンケア商品販売の相乗効
果を狙う。
中国事業にも引き続き注力する方針だ。3月には中間層の女性向けに新ブランド
「DQ」を投入し、新たな販路を開拓した。「新たな領域への展開を推進」し、
10%台の売り上げ増を維持する構えだ。
国内化粧品市場は消費不振や人口減で頭打ちだ。資生堂は「日本をオリジンとし
アジアを代表するグローバルプレーヤー」を目指し、海外売上比率を現在の37%
から17年3月期までに50%超に高める目標を掲げる。
海外事業の成否が、資生堂の安定成長のカギを握る。(中村智隆)
URLリンク(www.sankeibiz.jp)
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