09/09/16 20:50:30 u7iZ6JE3
本日の閣議で、内閣は総辞職しました。
昨年9月24日の発足以来、約1年。国民の皆様からいただいたご支援に、心から感謝申し上げます。
私は、就任時の所信表明で、「強い日本をつくること」を、国民の皆様にお約束しました。
1年という短い期間ではありましたが、日本のために、全力を尽くしました。
戦後最大の世界同時不況への対応。テロ対策や海賊対処などの国際貢献。
北朝鮮や新型インフルエンザへの対策。危機から国民を守ること、そして、安心社会を目指すこと。
残念ながら、道半ばで退任することになりました。
今、日本は、多くの難しい課題に直面しています。しかし、振り返ってみて下さい。
日本は、敗戦の焼け野原から立ちあがり、半世紀にわたって、平和と繁栄を続けました。
これは、諸外国から尊敬される、成功モデルでもあります。
そして今、日本には、将来の発展の種が多くあります。
特に、今後の経済発展の死命を制する、省エネ技術や環境技術において、
日本は世界の先頭を走っています。豊かで安全な社会と、勤勉な国民性も健在です。
国民の努力、そして政府の適切なかじ取りがあれば、日本が発展しないはずがありません。
「自信」と「誇り」を持ってよいのです。その発展の上に立って、「安心社会」を築いていくべきです。
あわせて、日本は、国際社会の一員として、世界に目を向けていかなければなりません。
内向きになっていてはいけません。アジアの日本、世界の日本として、国際社会の安定と発展に、
一層、貢献していかなければなりません。
私は、日本と日本人の底力に、一点の疑問も抱いたことはありません。
これまで、幾多の困難を乗り越え、発展してきた日本人の力を信じています。
「日本の未来は明るい」 未来への希望を申し上げて、皆様へのメッセージといたします。ありがとうございました。
平成21年9月16日
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