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今回の衆院選の選挙分析 ~マスコミとネットは影響したか~ その1
● まず、今回の選挙のおさらい ●
◎第45回衆議院議員総選挙(今回)
■得票比較
小選挙区総票70,581,679 投票率69.28% 比例区総票70,370,255 投票率69.27%
民主党 選挙区33,475,334 得票率47.4% 比例29,844,799 得票率42.4%
自民党 選挙区27,301,982 得票率38.6% 比例18,810,217 得票率26.7%
公明党 選挙区***782,984 得票率*1.1% 比例*8,054,007 得票率11.4%
■得票議席比較
小選挙区 得票数 得票率 議席 比例 得票数 得票率 議席 公示前議席 選挙後議席 +/-
民主党 33,475,334 47.4% 221 29,844,799 42.4% 87 115 308 +193
自民党 27,301,982 38.6% *64 18,810,217 26.7% 55 300 119 -181
公明党 ***782,984 *1.1% **0 *8,054,007 11.4% 21 *31 *21 -10
他党議席変化 社民±0 国民新-1 新党日本+1 新党大地±0 日本共産±0 みんなの党+1 諸派±0 無所属(平沼グループ)+1 無所属(その他)-1
自公民以外の票は、前回の郵政選挙と余り大きく動かなかったので
(共産が小選挙区で200万減らして、社民が50万追加したぐらい)
自公民の票を挙げさせてもらった。
議席が大幅に減ったために、そこばかりに目が行くようだが
それは「1位以外は全部死票」という小選挙区制の宿命。
得票率でみると、民主党47.4%、自民党38.6%で、差は1.2倍しかなかったにもかかわらず
民主は5割の票で7割の議席を持って行ってしまった。
議席で見ると、前回大勝した自民党の「勝利の構図」と全く同じ形になった。
議席的に郵政選挙の時と逆の議席数になったので、奇しくも
「マスコミの予想が当たった。やはりネットはダメだ」
という話が出ているが、
はたして、そうだろうか?
同じ小選挙区、同じようなマスコミ選挙(小泉劇場)といわれた郵政選挙(第44回衆院選)の数値を出してみよう。
◎第44回衆議院議員総選挙(郵政選挙)
■得票比較
小選挙区総票68,066,291 投票率67.51% 比例区総票67,811,069 投票率67.46%
自民党 選挙区32,518,389 得票率47.7% 比例25,887,798 得票率38.18%
民主党 選挙区24,804,786 得票率36.4% 比例21,036,425 得票率31.02%
公明党 選挙区***981,105 得票率*1.4% 比例*8,987,602 得票率13.25%