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北朝鮮:平壌で貿易フェア 中国から140社出展 2009/05/13 サーチナ
URLリンク(news.searchina.ne.jp)
北朝鮮の2008年対外貿易額は中国を中心に拡大し、前年比29.7%増の
38億2,000万ドルと、90年に41億7,000万ドルを記録して以来の規模となった。
URLリンク(www.jetro.go.jp)
吉林省ルート突出 昨年12月の中国の対北輸出 ミサイル部品に関連か 2009.7.18 産経新聞
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
北朝鮮の核開発とミサイル開発は、日本の核武装を引き起こす危険がある
ことを中国側も熟知している筈である。それにも関わらず中国が北朝鮮を
支援し続けるということは、中国にとって日本よりも大きな脅威が存在する
ことを意味している。それは韓国という国家の存在以外にあり得ないだろう。
韓国と言う国は、少なくとも最近30年ほどのスパンで見ると、政治的にも
経済的にも軍事的にも日本及び中国の両大国に対抗出来る国を目指して
いる様に思われる。しかし、この路線を採るには、韓国は人口が少な過ぎる
という致命的欠点がある。また、半島国であるために、半島の付け根である
北朝鮮や満州を支配する勢力に対して脆弱であるという欠点がある。
マッキンダーは、「東欧を支配するものが、ハートランドを支配し、ハート
ランドを支配するものが世界島を支配し、世界島を支配するものが世界を
支配する」と主張したが、これはヨーロッパ半島を支配するにはその付け根
に当たる東欧が重要であることを説いたものである。大日本帝国も、朝鮮
半島の安全保障を確実とするために満州支配に乗り出した歴史がある。
未来の韓国はまず北朝鮮を回収して保護国化し、更には中国が混乱した
時期を狙って満州をも保護国化すること、影響下に置くことを狙っている
ことだろう。満州と朝鮮半島を合わせると人口は約2億人であり、これならば
韓国は中国や日本に対抗可能となる。そして満州を手に入れた時、韓国は
安全保障上の懸念、半島国の悲哀から解放されるのである。
一方の日本は今や徴兵制もなく陸軍力が小さいため、中国を侵略する
能力を持っていない。また、日本と言う国は少なくとも近未来において、
大陸に領土を持つことを目指していない。中国の日本・韓国以外の仮想
敵国はインド、ロシア、米国、EUなどが挙げられるが、いずれも中国に
対する領土的野心は持っていない。中国の立場から見たとき、韓国の
方が日本やインド、ロシア、米国・EUなどよりも危険であるというのは
合理的な分析である。
そして、韓国の脅威を潰すためには、北朝鮮を核武装させ統一戦争を
実行させるというのが最もリスクが小さい方法だろう。現在の人民解放軍
には韓国を占領する能力は無いし、中国が韓国に核威嚇を行うことも
その影響の大きさから考え難いからだ(中国は1979年の中越戦争でも
核兵器を用いていない)。更に、中国は韓国を直接支配するのではなく、
歴史的にそうであったように、衛星国として支配することを考えていると
思われるからだ。
近い内に、場合によっては今年の夏~秋にも米国の経済的崩壊が始まり、
米軍はユーラシア大陸から撤退していくだろう。それは、韓国と中国という
二つのランドパワーが北朝鮮という緩衝地帯を挟んでぶつかり合う時代の
始まりであり、半世紀に渡って固定されてきた朝鮮半島の国境線が書き
換えられる、不安定な時代の始まりである。