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*05:34JST ＮＹ原油：下落、低調な米景気指数受け一段安66.48ドルまで（94.61）
原油相場は下落。英石油大手BPのCEOの「全体的にエネルギー需要は急激に弱まっ
た今年前半と比べて安定しているが、回復を裏付ける証拠はほとんどみられない」と
の見解が嫌気された。取引開始後に発表された米7月消費者信頼感指数は事前予想を
大幅に下回り、個人消費への懸念が増大。指標発表後は株式相場の下落に伴う投資家
のリスク回避の売りも強まり、一段安となった。
NY原油先物価格は66.48ドルまで3ドル近く下落し、67.23ドル（前日比-1.15ドル、
-1.7％、年初来+50.7％）で取引を終えた。下値メドとして意識される75日移動平均
線は61.68ドルに位置し、調整の余地は大きい。
【移動平均線と重要な価格節目】
・75日移動平均線61.68ドル 200日移動平均線53.83ドル
・最高値147.27ドル（08年7/11）／直近最安値32.40ドル（08年12/19）
・年内最高値73.23ドル（6/11）／年内最安値33.55ドル（2/12）
・昨年末終値44.60ドル
【米週次原油在庫統計（7/17時点）】
・原油在庫：前週比-180万バレル（予想-210万バレル、前回-281万バレル）
・ガソリン在庫：同比+81万バレル（予想+65万バレル、前回+144万バレル）
・留出油在庫：同比+122万バレル（予想+150万バレル、前回+55万バレル）
・製油所稼働率85.8％（予想86.7％、前回87.9％）
【買い要因】
・米ゴールドマンなどが相次いで相場見通しを引き上げる
・OPEC高官らの多くが70ドル前後が原油の適正価格と考える
・OPECが5/28に年内2度目となる生産枠の据え置きを決める
【売り要因】
・OPEC加盟国の6月産油量、3ヶ月連続で前月から増加
・米CFTCが原油市場の投機的取引に対し規制を設ける措置を検討する可能性
・需要の強まる米ドライブシーズン中でもガソリン在庫の増加が継続